ダイビングログブック

ダイビングインストラクターが紹介する沖縄のダイビングマップ

真栄田エリア-Maeda

 

沖縄県中部にある「真栄田岬」周辺のポイント。

「青の洞窟」が特に有名でゴールデンウイーク、夏休みのシーズンには多くの観光客、地元の人々で賑わっている。

エントリーまでの階段、シャワー室やトイレ等も完備されておりビーチエントリーも容易にする事ができる。

真栄田岬のビーチエントリーへの階段、施設等は真栄田岬の管理事務所により管理されている。

北風に弱く、海が荒れている日は管理事務所によりビーチエントリーへの階段が閉鎖され海に入る事ができなくなる。

※ビーチエントリーへの階段の状況、エントリー周辺の様子は管理事務所のHPよりリアルタイムで確認する事ができる。

https://maedamisaki.jp/sea-status

「青の洞窟」の知名度の陰に隠れてしまっているが、真栄田岬周辺には様々のポイントが点在し、初心者から上級者まで楽しむことができる。

 

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真栄田岬で見られる生き物たちの詳細はこちら↓

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動画でのポイント紹介はこちら↓

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真栄田岬を潜りたい方にお勧めのダイビングツアー!

真栄田岬ファンダイビングツアーの詳細はこちら

blue-okinawa.com

 

 

青の洞窟

 

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真栄田岬一番人気のポイント。

青の洞窟内の水深が約7m前後という事もあり、体験ダイビングでも楽しむ事ができる。

エントリーから右手(南東)方向に続く崖に沿って約100mほど進むと、右手の崖に洞窟への入り口が見えてくる。

ドーム状になっているので、シュノーケリングでも洞窟内に行く事ができ、ダイビングでも水面へ浮上する事もできる。

洞窟内部には「アカマツカサ」「リュウキュウハタンポ」などの夜行性の魚が暗がりに潜んでいる。

洞窟入り口から奥へ進んで行くにつれてだんだん暗くなって行くが、水中ライト等は必須ではない。

入口から約50m程で行き止まりに辿りつき、洞窟奥から入り口に向け泳いで行くときに「青の洞窟」の名前の由来を知ることが出来る。

洞窟外部からの太陽光によって水中が「青色」に染まり、神秘的な景色を楽しむ事ができる。

この景色は雨天でも楽しむ事ができ、その日天気に濃淡が違う様々な「青」を見ることができる。

さらに天気が良い日には洞窟の入り口付近で太陽光の光のカーテンを見ることができる。

 

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ツバメの根

 

エントリーから左手(北西)方面にあるポイント。

約30mまで落ちるドロップオフの沖に根があり、周辺に「ツバメウオ」が多く群れていたことからポイント名が付けられた。

残念ながら現在、ツバメウオを見る事はできない。

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ドロップオフ沿いには多くも「ウミウシ」を見る事ができ、ドロップオフ下にはガレ場が広がっており、ピカチュウの愛称で知られる「ウデフリツノザヤウミウシ」「リングアイジョーフィッシュ」が見れることもある。

さらに沖へ進むと砂地が広がっており「ホタテツノハゼ」などの珍しいハゼ類、チンアナゴが見られる。

砂地から青の洞窟側(南東側)のガレ場には「ハナヒゲウツボ」の幼魚が居ついていた事もある。

ドロップオフ下の砂地は30mを超える水深なので「残圧」「窒素」に注意が必要で中級者以上向けのポイントである。

ドロップオフ周辺10-15m付近にもアーチやクレパスもあり地形派、深場へ行かなければ初心者でも楽しむ事のできるポイントである。

 

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ツバメの根付近で見られる生き物たちの詳細はこちら↓

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馬の背

 

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青の洞窟から沖の方にある、真栄田岬の中では数多くのサンゴ礁が残されているポイント。

沖の砂地に大きなハードコーラルの根が長く伸びている。この様子が馬の背中のたてがみの様に見える事から名付けられたポイント。

この根で「アオウミガメ」が休んでいる事が多く、真栄田岬の中では高い確率でウミガメに出会う事ができ、中層を「マダラトビエイ」が泳いでいることもある。

この周辺には数匹の個体が居ついており、運が良ければ一度に数匹の個体を見る事ができる。

サンゴ礁の上を泳ぐ為、中性浮力が必須。エントリーから距離もある為、中級者以上向けのポイント。

 

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ミニ洞窟

 

青の洞窟から崖を右手(北東方向)に進んだ所に位置するポイント。

この周辺には大きな岩が数多くあり、岩と岩の間がクレパスや、洞窟の様になっている。

奥行きは約10m程で横幅も人が並んで泳げない程の青の洞窟に比べるかなり小さなものだが、上部の岩の隙間から太陽光が差し込み数多くの光のシャワーが差し込み幻想的な風景を楽しむ事ができる。

水深は約5m程のポイントなので、初心者、ブランクダイバーも楽しむ事ができるポイントであるが、所々かなり狭くなっている箇所もあるので、頭上等に注意が必要。

 

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