ダイビングログブック

ダイビングインストラクターが紹介する沖縄のダイビングマップ

レッドビーチ - Red Beach

レッドビーチ

 

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沖縄県中部に位置し、本島では珍しい東海岸に位置しています。

金武(キン)湾の北東部、金武ICから車で約10分程にある「浜田漁港」のすぐ向かい側にあるビーチエントリーでのポイントです。

青の洞窟、万座毛などの本島の有名なダイビングポイントのほとんどが西海岸に点在しており、西、北風が強い日は海が荒れてしまうが、ここレッドビーチは西、北風にも強く、湾内にあるポイントである為、風、波の影響をとても受けにくいポイントです。

湾内のポイントで海況が安定し易いという反面、海底が泥砂地となっているため、西海岸に比べて透明度が劣ってしまうが、このポイント大きな見どころが「ウミウシ」である。種類、数共に沖縄本島トップクラスを誇り、ウミウシ好きのダイバー達が多く訪れています。

海況が安定している日が多い事と、ビーチエントリーで遠浅の地形になっているのでライセンス講習でも良く使われています。

逆に透明度があまり良くないので体験ダイビング、シュノーケリング、ファンダイビング(ウミウシ、マクロ好きを除く)にはあまり向かないマニアックなポイントでもあります。

有料の施設があり、インストイラクター400円、お客さん500円で利用する事ができる。

施設の建物内には、更衣室、トイレ、休憩スペースがあり、屋外スペースには器材洗い場も完備、屋内外の両方に温水のシャワーがあり休憩中にウェットスーツのまま利用する事ができる。

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上部写真の中央部ほどまで伸びているのが桟橋でその先に沖に向かって3つ大型船の係留用の鉄塔があり、この付近で多くのウミウシを見ることができます。

大型船がここへ係留する際はこの付近でダイビングする事はできません。

桟橋付近は水深約5m程で桟橋の手前にはゴロタが広がっており桟橋の先辺りから泥砂地へと変わり、透明度も下がってきます。

鉄塔同士の距離もあり、透明度もあまり良くないので鉄塔から次の鉄塔まで目視で確認する事はでません。潜行前にしっかりコンパスを合わすか、鉄塔同士がガイドロープで繋がっているのでそれを目印に移動する事ができます。

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鉄塔の周辺は人口の魚礁の様になっており、アカククリやロクセンスズメダイたちも見ることができます。

鉄塔付近にはウミウシだけではなく「イソバナガニ」「ガラスハゼ」等のマクロ生物も多く生息しています。 

一番沖の鉄塔付近で水深が約10m程なので毎回60分オーバーのロングダイビングになってしまいます。

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全体的に水深は浅めなのでじっくり写真を撮れるのと、じっくり探せば探すほど色々なウミウシが発見でき、鉄塔付近と少し離れた砂地では遭遇できるウミウシの種類もまた変わってくるので、いくら潜っても飽きないウミウシ好きにはたまらないポイントです。

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レッドビーチで見られる生き物たちはこちら

okinawa-diving72.hatenablog.com