読谷村エリア-Yomitan
近年、人気観光地となり国内外問わず多くの人が訪れる「真栄田岬」にある「青の洞窟」。
洞窟内の神秘的で綺麗な青い光を楽しむ事ができる反面、青の洞窟周辺の海域では多くの珊瑚が失われつつあります。
しかし、その真栄田岬近くにある「読谷村」の沖合には手つかずの綺麗な海が広がっており、多くの珊瑚礁が残されています。
その読谷村沖合では、近年国立公園に指定された有名なダイビングスポット「慶良間諸島」にも劣らない珊瑚礁群が広がっておりまさに‘’秘境‘’の様なポイントです。
今回はこの「読谷村」の海を紹介していきたいと思います。
断崖絶壁の有名観光スポット「残波岬」、ジンベイザメと一緒に泳ぐことのできるジンベイザメツアーを行っていることで有名です。
さらに、ダイバーの間では「残波岬」周辺のポイント「灯台下」などがあることで知られていますが、この「残波岬」周辺のポイントはもちろん、さらに南部方面にもたくさんのダイビングポイントが存在しています。
残波岬周辺はドロップオフが続いており、ダイナミックな地形やナポレオンフィッシュ等の大物を観察する事ができます。水深が深い所が多く中級者以上向けのポイントが多く存在しています。
南部方面の読谷村沖合には、一面に広がるソフトコーラル、ハードコーラルを観察する事ができます。水深も浅いポイントが多く、初心者から楽しめるポイントが多く存在しています。
青の洞窟のある真栄田岬、残波岬周辺の海域は「北風」にとても弱く、北風の吹く事の多い冬場は海が荒れる事が多くなります。
しかし、南部方面には比較的北風にも強いポイントも存在しているので、読谷村ではダイビング1年を通してダイビングを楽しむ事ができる事も大きな特徴です。
この様に好条件が揃っているにも関わらず、この読谷村沖合付近の海域のことはダイビング業界の間でもあまり知られていません。
その理由は、ダイビングを行う為に利用するボートにあります。
読谷村沖合の海域でのダイビングツアーはボートコースでのツアーとなります。
その為、ダイビングをする為にはダイビングツアーの為にボートに乗せてくれる方を探さなければなりません。
しかしこの付近の港にボートを所有することができるのは、漁業組合に加盟している地元漁師の方かごく一部の限られた人のみです。
地元漁師の方は通常‘仕事として漁の為にボートを使用している為、ダイビングツアーの為にボートに乗船させてもらえるのはごく一部漁師さんのみです。
その為、この海域でダイビングする事ができる人数は限られ、知る人ぞ知るダイビングポイントとなり、手つかずの珊瑚礁が多く残る綺麗な海が保たれています。
ピンクマーメイドでは、地元漁業組合に加盟している漁師さん協力の元、読谷村沖でのダイビングツアーを行っております。
ここからは読谷南部のダイビングポイントを紹介していきたいと思います。
読谷村沖のポイント紹介動画はこちら↓
読谷を潜り方にお勧めのダイビングツアー!
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大口南/ウフグチミナミ
「残波岬」と「ホテル日航アリビラ」との中間の沖の方にある地形、サンゴ礁を楽しむ比較的透明度も良好なポイント。
ポイントの名前の大口(うふぐち)は、クレパスが大きな口を開けているかのような地形に由来します。ちなみにクレパスとはダイビング用語で頭上が閉鎖されていない、両サイドが岩やサンゴの壁になっている通路状の地形の事を言います。どこまでも続く真っ白な砂地、迷路のように広がるクレパスが非常に綺麗なポイントです。クレパス状の地形にはハードコーラル、ソフトコーラルが群生しており、その周囲にはスズメダイなどのカラフルな熱帯魚が生息している。
最大水深が約15~20m、サンゴ礁に覆われたクレパスの頂上は3~5m程度なので体験ダイビングレベルの初心者から上級者まで楽しむことがきます。
砂地で「ヤッコエイ」、サンゴ礁域で海亀との出会いも期待できるポイントです。
ウフグチ南のポイント紹介はこちら↓
アリビラ前
ポイント名の通り、「ホテル日航アリビラ」の沖合にあるポイント。
最大水深は約15m、平均水深で約10m程で初心者から楽しむこの出来るポイントである。
ボートからエントリーすると、目の前にはソフトコーラルの群生が広がっており、まるでお花畑の様な景色を見ることができる。
海底には砂地が広がっており、目を凝らしてみると「ヤッコエイ」が隠れていることもある。
広がる砂地には点々と根があり、その根にはソフトコーラルを中心に、まるでキノコの様なテーブルサンゴがあり、その周りにはカラフルで可愛らしい熱帯魚たちに出会うことができる。
ウミウシなどのマクロ生物の数多く観察する事ができ、初心者から上級者まで楽しむ事ができる。
アリビラ前のポイント紹介動画はこちら↓
イナンビシ
渡久地ビーチ沖合のポイント。浅場の水深3~6m付近の根には色とりどりのソフトコーラルが広がっており、その周りにスズメダイが群れています。クマノミ、ハマクマノミ、ハナビラクマノミ、カクレクマノミの4種類のクマノミを見ることができます。またソフトコーラルが広がる根には1箇所洞窟状になっているところがあり、アカマツカサの群れ、さらには高いの確率で1mほどのネムリブカ(ホワイトチップリーフシャーク)を見ることができます。浅場でサメを見ることが出来る非常に珍しいポイントと言って良いでしょう。水深3~6m付近の根から沖合へ移動するとなだらかに傾斜しており、水深15m付近の砂地ではチンアナゴ(ガーデンイール)を見ることが出来ます。体験ダイビングレベルの初心者から上級者まで、のんびりと楽しめるポイントです。
イナンビシのポイント紹介動画はこちら↓
一文字/イチモンジ
港からすぐのポイント。テトラポット横の水深5m付近の根には色とりどりのソフトコーラルがびっしりと広がっており、そこで1か所に30匹以上のハマクマノミが生息するクマノミ城を見ることが出来ます。晴れた日にはより一層美しいソフトコーラルが楽しめ、カクレクマノミ、ハマクマノミ、クマノミの3種類、砂地ではヤッコエイをのんびりと楽しむことが出来ます。北風に強いポイントであり、体験ダイビングの初心者から上級者までのんびり楽しめるポイントです。
一文字のポイント紹介動画はこちら↓