水納島、瀬底島エリア-Minna,Sesoko
水納島(みんなじま)とは沖縄本島の北部の本部半島(美ら海水族館の近く)の西の沖合にあるサンゴ礁が隆起してできた小さな離島です。
大きさは0,47㎢で、三日月のような形をしていることから「クロワッサンアイランド」とも言われています。
離島といっても沖縄本島からとても近く、ボートで約15分程で行くことができます。
ここ水納島は、高い透明度、一面に広がる真っ白い砂地、浅瀬に広がる色鮮やかな数多くのサンゴ礁、カラフルなお魚の群れと、沖縄本島とは比べ物にならないほど綺麗な風景が残されています。
離島でありながら沖縄本島からはボートで約15分程という近場で、「慶良間諸島」にも劣らない透明度、手つかずに残されたサンゴ礁を楽しむ事ができます。
その水納島の隣にあるのが「瀬底島」です。
瀬底島は離島ではなく沖縄本島から「瀬底大橋」を通じて行くことができます。
瀬底大橋が完成したのは1985年ですので、つい最近までは瀬底島も離島でした。
その為、ここにも多くのサンゴ礁、自然が残されています。
水納島-ジャイアントケーブル-
ポイント名の由来は水中に張り巡らされている大きなケーブルです。
このケーブルは現在も現役で使われており、水納島に住んでいる人たちのための電気などのライフラインは海底ケーブルによって沖縄本島から瀬底島を経由して送られており、その海底ケーブルをダイビングで見ることができます。
ボート下には真っ白な砂地が広がっており、その中に根が点在しています。
真っ白な砂地には白黒模様の「チンアナゴ」が多数生息しており中には黄色と白色の縞模様の「ニシキアナゴ」も観察する事ができます。
点在する根には「スカシテンジクダイ」が群れており、ダイバーに人気の青と黄色が鮮やかな「ハナヒゲウツボ」が隠れていることもあります。
ウミガメへの遭遇率の高い水納島ですが、このポイントでは特に高い確率でウミガメに出会うことができます。
そしてなんといっても圧巻なのが浅瀬に広がるハードコーラルの群生です。
目の前一面に広がる色とりどりのサンゴは浅瀬に群生しており太陽光もたくさん降り注ぐ為、その風景はまるでお花畑の様です。
そのサンゴ礁は沖縄屈指の美しさを誇ります。
サンゴの群生の上を泳ぐ際は、自身のゲージ、フィンキック等でサンゴを壊さないように細心の注意を払う必要があります。
水納島-ワサワサ-
ポイント名の「ワサワサ」は沖縄の方言で「ワクワクする」という意味です。
こちらも綺麗な砂地が広がり、メインの大きな根が3つあります。
根の周りにはドリーでお馴染みの「ナンヨウハギ」がいたり、真っ赤な綺麗な「イソバナ」の中には真っ白な「ハダカハオコゼ」が居着いており赤と白の綺麗なコントラストを楽しむ事ができます。
砂地にポツンとあるイソギンチャクには溢れんばかりの沢山のクマノミが生息しています。
根と根の間の砂地では「ウミテング」が可愛いく歩いているのを見れることもあります。
こちらも浅場には綺麗なサンゴ礁が広がっており、その周りには色鮮やかな「スズメダイ」の仲間たちが泳いでいます。
瀬底島-ラビリンス-
瀬底島に向かっていくつのもクレバスが続いておりその中はまるで迷宮のように入り組んでいる事からこのポイント名が付けられました。
その名の通り地形ポイントです。
クレバスの間は通り抜ける事もでき、冒険気分を味わうことができる。
クレバスの奥は開けた空間になっているものや、隣同士で繋がっているものもある。
クレバス内部では上から降り注ぐ太陽光がまるで光のカーテンの様に幻想的な風景を見ることができます。
このポイントは水深の浅いところも多く、体験ダイビング、初心者でも気軽に楽しむ事ができます。
クレバスの中には「リュウキュウハタンポ」の群れや「イセエビ」を見ることも出来ます。
また浅場には水納島にも負けないほどのサンゴ礁の群生を見ることができます。