天願 - Tengan
天願
沖縄本島、東海岸の金武湾の中南部に位置しているビーチエントリーのポイント。
アメリカ軍が船舶を停泊等をする際に使用する「天願桟橋」の足部分の鉄柱付近でのダイビングとなるので、桟橋に船舶が接岸の際にはダイビングをする事ができません。
ダイビングポイントとして整備されている場所では無いので、トイレ、シャワー等の施設は無く、エントリーの際は、岩場を歩いてエントリーか、隣の「昆布ビーチ」から迂回して桟橋まで泳いで行かなければなりません。
岩場を歩いてのエントリーの際は底の分厚いブーツが必須です
昆布ビーチから迂回の際は約150m程の距離があります
金武湾に面したポイントで海底は、砂、泥地となっており透明度は良くない日が多いポイントです。
こんな悪条件ばかり揃っている様なこの天願ですが、その悪条件を全て無しにしてくれるのが、このポイントの見所「ウミウシ」です。
以前紹介したレッドビーチと似たような環境からかこのポイントにも多くの種類、数のウミウシが生息しています。
レッドビーチのポイント紹介はこちら
桟橋の鉄塔が海底まで続いているので、鉄塔周辺を中心に潜っていきます。
透明度は良くないので、鉄塔から離れて遠くへ行くとロストの恐れもあるので気を付けて潜りましょう。
水深は潮の満ち引きで前後しますが、最大水深は10mには達しません。
ですので、ウミウシ捜索に夢中になっていると1ダイブが60分オーバーのロングダイブになってしまう事もあるので残留窒素には注意しましょう。
ここでは、ポイント名がついた「テンガンノツユ」「カーネーションウミウシ」などの珍しいウミウシの他に、数多くのミノウミウシの仲間を見ることができます。
ウミウシではレッドビーチも有名ですが、ミノウミウシの仲間は天願の方が多くの種類が生息している気がします。
ウミウシの他にも鉄柱にあるイソバナには甲殻類が隠れている事もあり、マクロ生物中心のポイントです。
【セスジミノウミウシ】
【アデヤカミノウミウシ】
【ヒブサミノウミウシ】
【イソバナガニ】
天願で見れる生き物たちについては詳しくはこちら↓